レバ刺しを食わせろ

思ったことを間違ったまま書いている

弔辞

貴方の訃報を知ってから、今まで、呆然としてます。
貴方ともう会えないということがこんなに悲しいなんて、思ってもみませんでした。
19日の金曜日に、貴方に連絡を取ろうとラインを送ったけど、ずっと待ってたんやけど、返事が来ず、既読もつかないから、なんかおかしいなあって思いながら、「生きてるか?」って送って、それでも返って来なかったから、岩崎に「返事が来ない」って送って、ずっと胸騒ぎが止まらなくて、岩崎から返事が返って来たあとすぐに貴方の携帯からの着信があったので、すぐに出ると、貴方ではなく、お姉さんからでした。
当然、良くないことなんだろうって分かってたけど、とてもじゃないけど、僕一人では受けとめられなかった。
みんなはまだ実感がわかないって貴方の実家を訪れたときも言ってたけど、僕は実感がありまくりで、でも、まだ未だに受け入れられなくて、ずっともがいています。
お酒、好きやなあ。でもちょっと飲み過ぎやで。2年前も肝臓悪くしたときに少し自制できてればなあ。その時退院したらご飯行こうなって約束してたのに、守れなくてごめんな。いつでも会えるわっていう気持ちが鈍らせてた。
僕がまだ独身のときはよく2人で飲みに行ったなあ。誘える人がお前だけやったのと、一緒になってお酒飲んでくれる人がお前しかいなかったんや。でも一度も断ることなく来てくれてたな。ありがとう。
一回、お前が寝違えて一日中、からだを動かし辛いのに、少しでもからだひねると痛がるほどやったのに、僕が飲みに誘って、それでも付いて来てくれたな。その時はおもしろがって、不意に名前読んでからだ動かさして「あっ」って痛がってるのみて笑ってたけど、ほんまに痛かったやろうな。ごめんな。でも付いて来てくれてありがとう。マスターも喜んでた。
あんまり多くは語らなかったけど、でも不思議とみんなに好かれてたな。大木の子どもらも、僕の息子もすぐお前になついて遊んでくれてた。今まで色んな人と接して来たやろうけど、僕がみて来た中では、お前をみんな大好きやったことは保証します。誰一人として嫌われてないのは誇れることです。
お父さんが亡くなって、土日は田舎に戻って、家のことや集まりなんかも参加してるって聞いて、なんや僕より立派な大人やなって感心してました。お母さんもおっしゃられてたので、また感心してます。
もう苦しまんでいいし、お酒飲めるな。また。今もずっと飲んでるんかな。たまには我慢しいや。僕らもそのうちそっちに行くことになるし、その時は会いにいくよ。また一緒に飲もうな。
今はほんまに寂しいわ。どうしたらいいのかわからん。
 2017年5月25日
                                 小関一人