とてもどうでもいいこと 1
スコット・ウェイランドが好きだった。
スコット・ウェイランド
過去形にしているのは、彼がもうこの世にいないということだ。
2015年の12月にこの世を去った。
彼は知る人ぞ知る、ストーン・テンプル・パイロッツのボーカルだった人なのだが、度重なるドラッグとその依存症でメンバーに愛想をつかされ、何度も脱退させられ、何度も再結成し、最期はソロでアルバム「Blaster」をリリースした後、ツアー中にドラッグとアルコールの併用で死去した。
アメリカではニルヴァーナ等と並んで当時は「グランジロックの御三家」みたいなことを言われていたが、日本ではそんなに人気はでなかった。
彼のいたストーン・テンプル・パイロッツとしてのアルバムはほとんどミリオンを獲得しているし、バンドを解雇になった後、バンドへの思いを募らせすぎて、奥さんに泣きながら相談し、メンバーであったロバート・ディレオに電話をしてもらって再結成になったというエピソードもある。
それでもドラッグから抜け出さなかった彼はまた解雇されるのだが、その時にリリースした2枚組のアルバム「Happy in Galoshes」は確か彼の姉だったか妹だったかが不慮の死に合い、レコーディング中(か終わった後)だった彼がその時に付けたアルバムタイトルだという。
僕は今でも自分のiphoneの中に入れているのでずっと聞いているし、亡くなった時はとても悲しかった。年が明けてすぐにボウイも死んだし。
アメリカではいろんなミュージシャンがコメントをしている。
さらに調べてみると、彼の奥さんの彼に対するコメントが痛烈なことにとても驚いたが、夫を持つ女性としての、母としてのコメントに胸を打たれた。
もちろん出会った頃などは印象ももちろん違ったのだろうが、なぜこのような人が彼と結婚したのかとても不思議に思った。けど、それでちょうど良いバランスだったのではないかとも勘ぐっている。
今更だけど、ご冥福を祈りたい。R.I.P.スコット。(これ↑読んで覚えた)