レバ刺しを食わせろ

思ったことを間違ったまま書いている

第3話 集まれ!チーム公太郎

僕の名前は戸々高公太郎。

同居人のロコちゃんはようやく新しい店に馴染んできて今日初めての給料日ということで、No.1になれるか心配している。

僕は少しずつチームの仲間を増やしていく。こうし君とたいしょう君以外は本名は知らないけどそんなの関係ない。どうせ一瞬で輝いて一瞬で消える光の様な人生だ。一生こいつらとやっていくつもりも毛頭ない。

背が高いので「のっぽ」、目の下のクマがえげつないくらいだったので「パンダ」、イギリス出身というと「No! スコットランド!」と強烈に怒ってくるトラハム、いつも話の途中で横やりを入れてくる「かぶる」など、徐々に仲間を増やしていく。しかしある日、急激に仲間を増やしすぎたのか、たいしょう君の家である僕たちの「地下ハウス」でトリップをきめていると、ネテルとパンダがふとしたことからケンカをしてしまう。

めちゃくちゃになった部屋を見たたいしょう君は怒ってみんなを地下ハウスから追い出してしまう。

一方ロコちゃんはお店に移ってすぐなのにNo.1を取れたことに大喜び。

その日やってくるパパたちに伝えようと思ったのだが、皆今日は都合が悪いと断られてしまう。

地下ハウスを追い出された僕はまだトリップしたままだったが、このまま外にいると挙動不審で警察に捕まるのもなんだしと思い、家路につく。

すると今日はアフターもなしに帰ってきたロコちゃん、一緒に帰ってきたカナちゃんと家に入り、僕にNo.1になったと報告してきた。

僕はトリップしていたので何を言っているのか全く分からなかったのだが、とりあえずは喜んでおこうと喜んでいたら、ロコちゃんも喜んだのでよしとしている。

公太郎はこのままもうトリップできる場所がなくなるのも嫌なのでたいしょう君に謝っておこうと地下ハウスへ行くと、皆も謝ろうと地下ハウスの前にいた。

ドアをノックするも出ない。たいしょう君は外出してしまったのか。ネテルが携帯に電話をしても出なかったが着信音がすぐそばで鳴っているのに気づく。

するとたいしょう君はなぜか裸で木の上に立っていたんだ。服がその木の下にあったのでそこから着信が鳴った模様。たいしょう君は一人でトリップをきめこんで、木の上で我に戻り降りられなくなったらしい。

僕たちはたいしょう君を木の上から降ろし、たいしょう君と僕たちは仲直りすることができた。その後のたいしょう君とネテルの熱い抱擁は、僕はノンケだけど、何かぐっとくるものがあったな。

次の日はロコちゃんもお店で昨日断られたパパたちがやってきてNo.1のお祝いにドンペリを入れてくれたことをとっても嬉しそうに語っていた。