誰にも言ったことがない話 1
15年以上前にあるホームページを作っていて、気まぐれで更新していたんだけど、だいたいこのブログと同じような感じで適当にやってたので、内輪的には盛り上がってたけど、自分たち以外の人(見ず知らずの人)には当然何もリアクションがなかったわけで。
でもたまに、希有な人がいるもんで、当時晒していたアドレスからメールがくることもあった。
1通女性から来た。
当時彼女もいなかったのでとても嬉しかったことを覚えている。
内容が、
「たまたま見つけて見てみたらとても面白かったです」的な文章。
とても嬉しくて、「ありがとうございます!女性からいただけるなんて家宝にします!」と返した記憶がある(削除したけど)
そうしたらメールが返ってきて、何回もやりとりするように。住んでいるところも同じ京都だった。
そうしていつだったか「オゼキさんってどんな顔をしているんですか?写真なんかもってはります?」みたいなメールがきて、僕はPCや携帯に入っている一番良く見えそうな写真をピックアップして、さらにフォトショップで加工して送ってみると、
「一度、会ってみませんか」と。
少し怖いけどこういう出会いもあるもんだと思い、「是非」と返事し、その時に初めて携帯のメールアドレスを教えてもらった。
日時などを調整し、どこに行こうなどと話を進めていると、彼女から、
「でもアタシ、ブサイクだから、大丈夫かな」と。
こういう問いに未だにうまく答えられない僕。
「そういうのは会ってみないとわからんけど」と答えた。
その時はいろんなやりとりで終わった数日後、あと3日くらいで会うくらいになったときに、
「本当にブサイクやけど、大丈夫?」と謎の念押し。
「そこまで言われても、どう答えたらいいのかわからんし」と答えて、当日の会うまでずっと同じやりとりが繰り返された。
そうして待ち合わせ場所をめざしながら、相手は僕の顔(フォトショップ加工済みだけど)を知ってるから見つけられるだろうけど、僕はその日まで全く顔を知らなかったのでメールで「どこ?」「どんな服着てんの?」とか聞きながらようやく会うことができた。見た目は全然ブサイクじゃなかったのは覚えている。
すると、彼女が開口一番、
「ワタシ、メールでやり取りしてて、ワタシが『ブサイクやし』って言ったら、気にしたやろ?ワタシそういうの嫌やねん。会って顔見たら帰ろう思って来ただけやし」
えっ、アレ? この人何言ってんの? って僕がキョトンとしながら言われたことを反芻しながら理解していくとだんだん腹が立って来て、何か言い返そうと思ったけど、もう何も言い返さず、
「じゃあ、帰ろ。」と帰ってしまった。
少し思い出しながらなのでたどたどしくて、文章も中途半端で申し訳ないけど、
これって僕が悪いんですかね?
今でも思い出しては腹が立って来て、「ワタシ、ブサイクやし」って見たこともない人に対してなんと答えられれば良かったのか今でも考えてしまいます。
それともフォトショップで加工しすぎたかな。
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