琴線にふれる
確か、クリスマスだったか、一人、本屋さんで立ち読みをしていると、
↑の曲が流れた。
前から知っている曲だったので聞き流していたのだが、この日だけは寒い中と、
クリスマスに街中で一人寂しく本屋で立ち読みしている中と、この曲がうまい具合にリンクしたのか、突然に自分の琴線にふれ、泣きそうになったのを覚えている。
もちろんどんな内容かは知らないけど、恐らく
私は歩いている
車が走っている
私のスピードと車のスピードが違うのに、
同じ時、同じ場所、同じように並んでいる
私はここから歩いてあの彼方へ向かうのに
車はすぐに向かうのだろう
私はずっと歩いているのに
歩いているのに
歩いているのに
みたいなもんなんだろう。
いや、違うだろうけど、そんなもんだろう。
何よりもトレーシー・チャップマンが女性だって言うのに一番驚いた瞬間である。