7回おっしゃられた
パブリッシャーのデータで入稿してきた。
「パブリッシャー?」最初聞いたときはバケツに水をたくさん入れて、それをお前の顔面めがけてパブリッシャー!とぶっかけるのを想像していたのだが、マイクロソフトのOfficeシリーズということがわかった。
ワードやエクセル、もしくはパワーポイントの入稿も多い今、パブリッシャーまで来たか。たまたまウチの会社にあったからいいようなものの、なかったらどうすべきか考えないといけなくなるところだった。
(PDFに変換してっていうのはこういうマイクロソフトからのものは全く信用ならないから門前払いだけど)
後日、そのパブリッシャーのデータをブラウザ経由でダウンロードしてくれ、と。写真の元データも送るから随時ダウンロードしてくれ、と。メールで。
20通くらいきた。
いずれもダウンロード先のリンクとパスワードを添えて。(真鯛のポワロ、フォアグラを添えてと同じ韻)
ちょっと待って、そんな1通1通リンクして1通1通パスワード入力してダウンロードしてたら髪が肩まで伸びちゃうよ!っていう意味合いで「パスワードは勘弁してくれませんか」ってメールを送ったら、20通のメールが一つにまとめて送ってきた。最初からそうしてくれればいいのに。
調べたら、パブリッシャーっていうのはマイクロソフトの中でも、どちらかというと、印刷向きなのかね?塗り足しもつけられるし。なんでもっと出回ってくれないんだろ?
そんなこと思いながらそこからひと通りをして、初校提出になるその日にエンドユーザーが初めての来店。
その時にデータの内容の話しからいろいろしていたら、その人は去年までイギリスに留学していたとのこと。
えっ、じゃあイギリスではパブリッシャー、使っている人多いんですか?って聞くと、
「そうでもない」って。
すごくツッコミたかったけど、相手の戦意が喪失するくらいツッコミたかったけど、そこは飲み込んで、他の話しに移ろうとしたその時、
相手「今回、アドベ使って作ることも考えたんですけど・・・」
僕は耳を疑った。聞き間違いだと思って、そのまま話しを続けた。
僕「でも初めてでいきなりこの仕事はちょっと難しいですよ。僕でも嫌になるくらいだと思います。笑」
相手「初めてでもないですよ。何回か授業でも使ったし。入稿はアドベが良いっていうじゃないですか?」
また言った。今度は聞き逃さなかった。アドベって言った。誰が言ったんだ。誰が「やっぱりアドベが使えないと、印刷に使えないよ」って、誰が助言したんだ。
昔サッカー日本代表対アルゼンチン代表の試合を見に行って当時のマラドーナ2世と言われていた「サビオラ」を声高に後ろのカップルの彼氏が「サビエラ」と「冬の!?」とツッコみたくなるような言い間違いをしていたのを思い出す。それくらいノスタルジーに浸れるくらいの今回のインパクト。
因みにその人のいう「アドベ」の発音は、「アベベ」と同じ発音。
やめてよ、留学していたっていう大きなネタフリは。もうそれ以降頭に話しが入って来なかった。
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