レバ刺しを食わせろ

思ったことを間違ったまま書いている

あきれたあの娘

とある女性と話す機会があったんですね。

 

別段、興味はなかったんだけど、何か間を持たさなくちゃいけないなんて、らしくない考え方をしちゃって、

 

「普段は何してるの?」

なんて聞いちゃったんですよね。

じゃ、彼女なんて言ったと思います?

 

「かじてつ」

って答えたんですよ。

 

「はっ?」

って言い返しますよね。そしたら彼女

 

「かじてつ」

ってもう一度言い返したんです。

 

普通なら相手に理解してもらうように言い直したりしますよね?

2回も「かじてつ」って言ったんですよ。

 

とうぜん頭の中でアニメ「あさりちゃん」のオープニングテーマ曲が流れるじゃないですか。


あさりちゃんOP

ひじてつひざげりパンチにビンタを思い出すじゃないですか、こっちとしては。

 

あとあとその時の話を反芻したんですよね。

 

 

「家事手伝い」

 

だったんですね。

 

よりぬきあさりちゃん (上) (てんとう虫コミックス―Tent〓musi comics library)

よりぬきあさりちゃん (上) (てんとう虫コミックス―Tent〓musi comics library)

 

 

少し前から首が痛く、とうとう先々週からどうにも動けなくなったので近くの整形外科に行くと、骨がズレてる、お前の感覚もズレてると言われたので現在首のサポーターと心のサポーターをつけている次第。

 

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首のサポーター、心のサポーターは画像なし



リハビリと痛み止めとサポーターのおかげでなんとか軽減したものの(心の部分は歪んだまま)、先週になって背中の肩甲骨が痛くなったのでどうしたものかとトホホでヤンスと思っていたら、ピンッときて、

 

もしかしてだけど、

 

もしかしてだけど、

 

この背中の痛みは俺羽が生えるんじゃないの

 

って思い始めて、

 

将来的にバッサバッサと飛ぶ人を見つけたら僕だと思って声をかけてください。

 

 

新・もしかしてだけど

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かわいそうなおっちゃん 9

気がついたらこんな時間になってた。

そういえば何も食べていない。

外食するのも億劫だし家で何かを作るのも億劫だ。それに材料がないときたもんだ。

ゆっくりとソファから立ち上がり、少しばかりの奇跡を信じて冷蔵庫を開けてみたがやはりない。何も食べていないって思い始めたら少し空腹になるもので、人って単純なんだなと改めて考える。再びソファに座り直そうとソファを見遣ったその時、一人で住むには広すぎる空間だなと今更思いはじめる。

妻と娘は先月出て行ってしまった。

 

それからは会っていないが時々電話で生活費をせびってくる。

同僚に一度妻と娘を見かけたと報告を受けたが、特別何をするわけでもなく聞き流した。

もちろん出て行った理由も知りたいし、居場所を突き止めて連れ帰る衝動もないわけでもないが、何を今さらという自分が、面倒くささも加味して動けずにいた。

先に空腹をなんとかしよう。

それからだ。

OS10.9.5→OS10.11.6

職場のOSをどうしても上げなくちゃいけなくて、

OS10.9.5(マウンテンライオン)から10.11.6(エルカピタン)に上げた。

ちなみに現在リリースされている最新のOSは10.14.5(モジャベ)だ。

新しいOSはすぐあげてしまいがちだが、現状で問題ないのなら上げないほうが無難だというのはアップルの創業者・スティージョブズの格言でもあるという噂を聞いたことがあるような気がする。

いや、本当に上げないほうがいいのだ。

新しい=安全なんてルールは誰も言っていない。

でもマウンテンのライオンさんから何か乾燥が激しそうな語感のエルカピタンに移行したのはわけがあってのこと、で、使って1週間ぐらいなのだが、

僕はもうアップデートしたことに後悔している。

わけがあって上げたのだが、後悔している。

こないだ少しおいしいお店に行こうと行ったら、少し行列ができてたのでこれくらいならと思って並んでいたら、あと1組ぐらいっていうところで、カップルが、「ああ、もう時間がない、帰りの新幹線に間に合わないかもしれない、あと1組前なら良かったのにね」なんて完全に僕に聞こえるように言ったので、「僕はそんなに時間に縛られてないんで代わってあげますよ」と、バファリンのカプセルから弾け飛んだような優しさが溢れ出す男、オゼキだから、代わってあげたんだけど、その時くらい後悔している。

 

一番後悔しているのが、キーボードで入力するでしょ?

メールなんかで最後、

「よろしくお願い申し上げます。

  小関 」

なんて署名するんだけど、

予測変換ってあるでしょ?

前のマウンテンさんはずっと小関って打ってるからすぐ「小関」って予測変換でも出てくるんだけど、今小関って入力すると、

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何これ?

どこの駅だよ。って

すごいイライラする。

もう更年期障害なんじゃないかっていうくらいイライラする。

 

30日でできる! OS自作入門

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そこは標準語でいいだろうっていう

タバコを吸い始めて30年足らず、

15の時から吸い始めたタバコ(時効やんな?)。

 

ワタイが吸い始めた時は、

タバコを吸う姿が格好良いというか、

十代の頃は、

なんか悪びれてみたくて、

タバコはそんな入り口のような気がして、

お好みでいうと、

粉と卵と具混ぜるとこちゃうかな、

何か大人の象徴やったような気がする。

 

気がするから、

ワタイも早く大人になりたくて、

吸い始めた、

そんな気がする。

 

でも、

30年経って、

タバコを吸う人の方が、

なんかカッコ悪いってなって、

どんどん追いやられていって、

京都駅の喫煙所なんかを通る人らは、

ゴキブリホイホイに捕まったゴキブリをみるような目で

ワタイらを見てくる。

 

もちろん何回かやめようっておもたことはあったで?

何回か思って、

禁煙してみたけど、

なんやろ?

なんでやめなあかんねやろってなって、

結局未だに辞めれてない(ごめんやで)

 

アイコスとかグローとかも考えて、

グロー買って吸ってみたけど、

なんかカメムシ吸ってる気がして、

他に吸うてる人は、

「慣れたらタバコの方が吸えんくなる」

なんて言ってたけど、

慣れるってなんなん?

慣れてグローも吸えるようになったし、

カメムシも食べれるようになりましたっておかしくない?

カメムシは言ってないか)

 

それで去年、

プルームを買ってみたけど、

味は確かにアイコスとかグローみたいなカメムシにはならんかったけど、

吸いごたえがないっちゅうか、

東京でお好み食いたくて店入ったけど、

どろソースなかったからなんかお好み食うた気にならんかったような

そんな気分やった。

 

そんなしてから、

今度は居酒屋とかでも吸えへんくなって、

お酒とタバコはセットなんちゃうんって思ってるワタイやけど、

(みんなもそう思うやろ?)

もうそういう時代なんやなあって、

タバコも値上がりしたし、

どんどん隅に追いやられるし、

やっぱり考えなあかんなあなんて思っていろいろネット見てたら、

プルームプラスっちゅうもんが新しく出てて。

 

前より吸いごたえあるし、

進化してますみたいに書いてあるから、

また買うてんけど、

 

今吸うてみた感想は、

今までのやつらよりかは一番マシなんちゃうかなって思った。

 

プルーム・テック・プラス・スターターキット (ブラック)

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みんなも身体には気いつけて吸うんやで!

かわいそうなおっちゃん 8

王は妻と娘に部屋に来るよう促した。

特段出発する前と変化はないはずだったが、何かがこの部屋の居心地を悪くしていた。それが何なのかはわからない。何かが渦巻いている、マーブル模様の何かが王の胸を締め付けていた。

だが、妻と娘はやってこなかった。

何かを悟ったからではない、ただ向こうに行く理由がないから来なかったのだ。

王は顔を手で覆い、しばらく動かなかった。それを見た者は表情ともとれない、王の顔からは血の気もないかのような、まるで人形がここにあるかのような表情に恐怖を覚えたという。

王はゆっくりと立ち上がり、少しの従事者を引き連れて男娼館へと馬を走らせた。

扉を開けると5人ばかりの男と女たち数人が寄り添いながら談笑している。扉近くにいた男が突然の来客に気づき近づいてくる。あたりは薄暗いためかお互いの表情はよく見えず、男が王だと気づくのには多少の時間を要した。

「妻と娘はどこだ?」という言葉にそこにいるのが王だとようやく気づいた男は王には何も言わず奥へと走り出そうとしたその瞬間、王が剣を一振りそれが男の首元に突き刺さったのだ。

剣の突き刺さる鈍い音と男のなんとも言えないうめき声で他の者たちも突然の王の訪問に気づいたのだ。

気づいたのも束の間、王は無差別に男と女を次々と斬りつけ顔を見ては「違う」と言い、また斬りつけ、また斬りつけを繰り返していた。

男と女たちはパニックに陥っていた。突然の訪問に突然無差別に殺される惨状を従事者たちは王を止めることなくただじっとしていた。

奥の別の扉から不穏な叫び声に気づいた女と男が出てきた。

「あっ」

女は王を目の前にしてすぐさらに別の扉へ走り出そうとしたが、足を斬られうずくまってしまった。それは娘だった。娘は一緒に出てきた男を探そうと目を配ったが男はすでに刺し殺されていた。その無惨な男の表情に恐怖を増長させ声を振り絞って叫ぼうとするも声にならない。

王は娘の前に立ちはだかり、まるで小虫でも見るかのような表情で

「何か、許しを請う、か?」

と言ってみたものの、娘を恐怖のあまり失禁し、ただ王を見るだけだった。

王は表情を変えることなく剣を振り上げそのまま剣の重みに身を任せるがごとく娘の体に剣を叩き付けたのだ。

痛みのあまりのたうち回る娘を背に次の扉を開けようと力任せに剣を叩き付ける。

何度か叩き付けるうちに、あと少しで打ち破れそうだった扉の隙間から男がつぶやくように

「わ、わかりました。すぐ開けます。開けますから少し下がってください。」と声を震わせながら言うのだ。

王は応答することなく下がった、途端、突然扉が開き、中にいた男と妻が飛び出してきた。その勢いで男と王がぶつかり、王は少しよろめいたがすぐに男の腹に突き刺していたのだ。

王が倒れた隙に逃げようと試みた妻は男の無惨な姿に恐れ戦き王を見ることなく、

「ひぃ、ゆ、許して、これから、これから、ちゃんとしますから!」泣き叫びながら嘆願する妻を見下ろし、王は口を開いた。

「ここは私の国だ。いわば私の世界なのだ。私の言葉は絶対でなければならない。私はお前たちに部屋に来るように命じた、が、来なかったのだ。その罪は重い。もう一度言う。ここは私の世界なのだ」

言い終わるやいなや王は妻の胸元に剣を向けそのまま突き刺した。

この男娼館にいる者は王とその従事者を除いて全て殺されてしまった。王はその後も妻と娘に剣を向け、力の限り叩き付けている。

後に男娼館を訪れた遺体の処理をしに来た男は聞いた遺体の数と実際処理をした数が2人足りないことに疑問を抱いていた。

かわいそうなおっちゃん 7

隣国の王は憂いていた。

突然の王の訪問に一方ならぬ不安を抱いていた。遊牧民とのトラブルからの訪問としては各国で取り決められたルールに則った形からの訪問だということは分かっている。

実際、王が遊牧民のいる場所へ向かったという情報も得ているし、その後の展開も大体読めていたはずなのだが、この根拠のない胸にある不安が拭いきれない。

王と隣国の王は義理の兄弟である。

隣国の王の妹が王の妻である。その兄である隣国の王に今回の遊牧民達とのトラブルを詫びに来た、ただ単純にそう考えられないだろうか、考えられないからこそ憂いているのだ。

目の前に王が何も言わず立っている。その左手には大きな布の包みを持っている。

その生地からは多くはないが血が滲んでいる。その包みの中が何なのかは察しがついている。私はこの王にどんな言葉を掛ければ良いのだろう?

隣国の王は何も言えずただ立ち尽くす王を玉座から見下ろしていた。

王は隣国の王の言葉を待っていたのだろうか。しばらくすると大きく息を吸い、ゆっくりと吐き出すように

「私の国で起こったことだ。私の独断ではあるが、それも私の国だからできること、今回の貴方とのトラブルは避けられたと思っているが、それで良いかな?」

王は左手の包みを放り投げ、おもむろに布を広げ始めた。

隣国の王は理解はしていた。理解はしていたが、これが今回のトラブルだけのことの話ではないことも推察していた。

隣国の王はずっと口を閉ざしたままだった。大きな声で叱責をすることもできた、高らかと笑って王の肩を抱き酒を酌み交わすこともできた、ここぞとばかりに連合を組み遊牧民を滅ぼそうと提案することも出来た、が、何も言えなかった。

王は何も言わない隣国の王に軽く会釈をし踵を返し部屋を出て行ってしまった。

王は休む間もなく自国へ帰るよう家臣達に促した。

王の顔は嬉々としていた。もう迷うことはない。王の胸の内は決まっていた。そうだ、私の国なのだ。私が決めたことは、全てが正しく否定できる者など誰もいない。

妻と娘を処刑しよう。せめて私の手で。

そう心に決めた王の足取りはまるでスキップをしているようにも見えた。