レバ刺しを食わせろ

思ったことを間違ったまま書いている

第7話 冒険!夏祭り

僕の名前は戸々高公太郎。

今日はたいしょう君と夏まつりに行く約束をしている。

ロコちゃんはカナちゃんと行くと言っていたが、恐らくボーイの木村君と行くつもりだろう。

多国籍キャバクラ嬢のマフラーちゃんは祭りの露店のあるたこ焼き屋で純度の高いヤツを売ってくれるというノッポの話を聞きつけ一人でうろうろしている。

ノッポ「アレをキめると、夜空にきれいな花が咲いたようにパーッとなるんだ!」という。僕もやってみたい。

一方ロコちゃんは最初僕が聞いた通りカナちゃんと祭りに出かけたみたいだけど、途中で二手に別れ、やはり木村君と会っているようだ。

僕とたいしょう君は偶然そのたこ焼き屋を見つけ「純度の高いヤツ」を買い付けることができた。

マフラーちゃんと一緒にキめてやろうとマフラーちゃんを探していたが見つからず、先にキめてしまう。

気持ちが昂揚しながら歩いていると一人寂しく泣いているマフラーちゃんを見つけてしまう。

僕たちはマフラーちゃんを見つけたことがよほど興奮したのか裸になって踊りだしたんだ。

するとみんなもいつの間にキめていたのか、一緒になって踊り始めた。

「今日は、俺たちの、ハダカまつりじゃーー!」

僕は思わず叫んで、完全にイってしまった。

その後おまわりさんが来て僕たちはロウヤに入れられてしまったけど、イった後、倒れ込み夜空を見るとそれはそれは素晴らしい大輪が咲いていたのを覚えている。

僕はそれで満足しているのだった。

第6話 行くぞ!はじめての海

僕の名前は戸々高公太郎。

僕は意識を失っていた。確かロコちゃんとボーイの木村君の浮気現場を取り押さえようと突然木村君の住んでいるアパートに入ったところまでは覚えているんだけども。

気がつくと両手両足を縛られて、口には猿ぐつわをされて、狭い密室の中に閉じ込められている模様。

エンジン音が聞こえるから、ここはトランクの中なんだろう。

運転席からは何も聞こえない。

何か話している様子もないが、車はある所で止まったみたいだ。

どうやらロコちゃんとカナちゃん、木村君の3人が何やら話している様子。

僕はどうなるの?

するとトランクが開けられ、夜だったけど波の音が聞こえてきた。海だ。海に来るのは正直初めてだったけど、まさかこんな状態で来るとは。

僕は木村君に頭、ロコちゃん、カナちゃんには足を持たれ運ばれている。

このまま死んでしまうのかー

そう思っていたら突然雷が鳴り、激しい雨が降ってきた。

ロコちゃんとカナちゃんは思わず手が滑って僕の下半身は地面に落ちた。思い切り膝を強打してしまった。

3人は僕を置いてどこかへ雨宿りに行った。

3人は岩場の影に雨宿りをしていたけど、波が徐々に高くなり、動けなくなってしまう。

僕は何とか地力で縄をほどき、ロコちゃん立ちの方を見る。すると、もう戻れないくらい波も高く、このままでは3人とも飲まれて死んでしまう。

そこへ偶然通りかかったロコちゃんの店の常連でもあり、ロコちゃんのパパ達の中の一人でもある漁師のパパに遭遇し、何とか3人を助けることに成功!

雨も上がって波も落ちついてきた。

ロコちゃんたちは僕に他人行儀な素振りを見せながらも家に帰ってから「ごめんなさい」ととても泣いていたっけ。

 

癒しのBGM 海の音

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第5話 いっぱい!コンペイトウ

僕の名前は戸々高公太郎。

今日は僕とロコちゃん、こうし君とカナちゃんとチーム公太郎の面々でバーベキュー&トリップパーティをすることになった。

ロコちゃんとカナちゃんは店のお客さんに教えてもらったルートから仕入れた新しいコンペイトウのようなクスリを持っている。僕はそれが気になって仕方がない。

僕がそのことを地下ハウスで話すとたいしょう君が「それは最高の純度のヤツだぞ!」と教えてくれたのでロコちゃんに頼み込んでルートを教えてもらい、購入することができた。

夜になりパーティーが始まった。

僕たちは我先にとコンペイトウのようなクスリをキめる。

すると一気に昂揚し、僕らは外に出て行ってしまう。

その時のことは忘れたのだが、ロコちゃん曰く、夜空の星を捕まえようとしていたり、流れ星をクスリと勘違いし、お金をバラ撒いたりと相当トリップしていたらしい。

次も必ずあのコンペイトウを買って皆でトリップしたいと思う僕だった。

 

金平糖 和三盆(客)

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第4話 飛び出せ!リボンちゃん

僕の名前は戸々高公太郎。

同居人のロコちゃんはお店が休みなのに「店でミーティングがある」と言って出て行ってしまう。

僕は気になったのでロコちゃんを尾行することに。

すると言った通りロコちゃんは店へ入っていく。僕は安堵したのでそのまま地下ハウスへ足早に行ったんだ。

ロコちゃんは店へ入るとボーイの木村君が一人ソファに座っていた。

「何してるの?」とロコちゃん、木村君は何も語らずロコちゃんを自分の身体へ引き寄せてしまう。

「ダメ!」ロコちゃんは言うがまんざらでもなさそう。

その頃地下ハウスではたいしょう君が「僕はバイかもしれない」とカミングアウトしている。というのも、最近リボンちゃんのことも性的興奮を覚えるという。

一度この地下ハウスへ誘い出そうとしたが「あんなクスリまみれの部屋に入りたくない」と断られてガッカリ。

「一度味わったらリボンちゃんだって離れられないんだから・・・」とポツリとつぶやいたのを覚えている。

 

次の日、カナちゃんとランチに行く約束をしていたロコちゃんは、木村君の部屋から出て行く姿をこうし君に見られてしまう。ロコちゃんは女の顔だったと言っていた。

そのころ、僕たちはもう一度リボンちゃんを地下ハウスへ招待する為にチーム公太郎の面々でリボンちゃんの家を訪れた。

僕たちはリボンちゃんを見事トリップさせることができ、その夜地下ハウスを尋ねてきたことは言うまでもない。

その日は皆いつもよりも楽しくトリップすることができた。

家に帰るとロコちゃんがいたが、僕はロコちゃんが木村君とのことを隠していることをこうし君から聞いている。でも僕はそれを言わず、ただ、ただ、ロコちゃんを見つめるだけだ。

 

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第3話 集まれ!チーム公太郎

僕の名前は戸々高公太郎。

同居人のロコちゃんはようやく新しい店に馴染んできて今日初めての給料日ということで、No.1になれるか心配している。

僕は少しずつチームの仲間を増やしていく。こうし君とたいしょう君以外は本名は知らないけどそんなの関係ない。どうせ一瞬で輝いて一瞬で消える光の様な人生だ。一生こいつらとやっていくつもりも毛頭ない。

背が高いので「のっぽ」、目の下のクマがえげつないくらいだったので「パンダ」、イギリス出身というと「No! スコットランド!」と強烈に怒ってくるトラハム、いつも話の途中で横やりを入れてくる「かぶる」など、徐々に仲間を増やしていく。しかしある日、急激に仲間を増やしすぎたのか、たいしょう君の家である僕たちの「地下ハウス」でトリップをきめていると、ネテルとパンダがふとしたことからケンカをしてしまう。

めちゃくちゃになった部屋を見たたいしょう君は怒ってみんなを地下ハウスから追い出してしまう。

一方ロコちゃんはお店に移ってすぐなのにNo.1を取れたことに大喜び。

その日やってくるパパたちに伝えようと思ったのだが、皆今日は都合が悪いと断られてしまう。

地下ハウスを追い出された僕はまだトリップしたままだったが、このまま外にいると挙動不審で警察に捕まるのもなんだしと思い、家路につく。

すると今日はアフターもなしに帰ってきたロコちゃん、一緒に帰ってきたカナちゃんと家に入り、僕にNo.1になったと報告してきた。

僕はトリップしていたので何を言っているのか全く分からなかったのだが、とりあえずは喜んでおこうと喜んでいたら、ロコちゃんも喜んだのでよしとしている。

公太郎はこのままもうトリップできる場所がなくなるのも嫌なのでたいしょう君に謝っておこうと地下ハウスへ行くと、皆も謝ろうと地下ハウスの前にいた。

ドアをノックするも出ない。たいしょう君は外出してしまったのか。ネテルが携帯に電話をしても出なかったが着信音がすぐそばで鳴っているのに気づく。

するとたいしょう君はなぜか裸で木の上に立っていたんだ。服がその木の下にあったのでそこから着信が鳴った模様。たいしょう君は一人でトリップをきめこんで、木の上で我に戻り降りられなくなったらしい。

僕たちはたいしょう君を木の上から降ろし、たいしょう君と僕たちは仲直りすることができた。その後のたいしょう君とネテルの熱い抱擁は、僕はノンケだけど、何かぐっとくるものがあったな。

次の日はロコちゃんもお店で昨日断られたパパたちがやってきてNo.1のお祝いにドンペリを入れてくれたことをとっても嬉しそうに語っていた。

 

 

第2話 作るよ!地下ハウス

僕の名前は戸々高公太郎。

今日は同居人のロコちゃんがお店を移って初めての出勤日。

お客さんが来るか心配しているロコちゃんの為に僕はお店に行ってボトルをおろしてあげようと外へ出たんだ。

すると、こうし君とたいしょう君に道でばったり出会い、一緒に居酒屋へ飲みに行くことになったんだけど、ロコちゃんのお店へ行くことをすっかり忘れてしまった。

居酒屋でバカ騒ぎをしているとその居酒屋の常連のダジャレ好きなまいどさん(通称)、めがねさん(通称)と、その2人と同伴するという多国籍キャバクラのマフラーちゃんとちび丸ちゃんが店に入ってきて僕たちと意気投合したんだ。

マフラーちゃんとちび丸ちゃんのお店が開く時間が迫ってきたのでその多国籍キャバクラで飲もうという話になって居酒屋を後にすると急に雨が。

とても強い雨だったので大きな木の下で雨宿りをしているととても怖そうな人たちが僕たちに絡んできて大ピンチ。

険悪なムードになり、殴られそうなになった僕たちだったけど、雨の中なんとか逃げ切って多国籍キャバクラは諦めて、たいしょう君の家で飲み直すことに。

たいしょう君はゲイ。リボンちゃんのことも好きだけど、それは精神的なもので性的興奮を覚えるのは同性だという。

たいしょう君が住んでいるアパートにはたいしょう君が世話をしているヒモでチェコ人のネテル君がいた。ネテル君は何かフラフラになりながら僕たちを出迎えてくれる。

お酒にでも酔っているのかと思ったけど、これは、そう、経験上、トリップというやつだと悟った。

たいしょう君の住んでいるアパートは他にも外国人がたくさん住んでおり、場所も雑居ビルの地下に位置する。ネテル君は「コノ家はチガイホウケンというヤツさ」と何度も叫んでは笑っていた。

すっかり仲良くなった僕たち。

僕はみんなのリーダー的存在になった。

僕も含め、みんなトリップをしている。

するとたいしょう君が「ここを俺たちの地下ハウスにするぜ!」と大きく叫び、みんなもそれに呼応したので僕たちを「チーム公太郎」と名乗ろうと提案し、またみんなは呼応した。

そのころ、ロコちゃんは新しいお店に公太郎が来るのを待っていた。だけど僕はトリップしていたし、すっかり忘れていたんだ。帰ってからたっぷり怒られたけど。

だけどロコちゃんは、こうし君の彼女のカナちゃんもいたので寂しくはなかったし、他のお店の人たちとも仲良くなったという話をしたので僕はまだトリップしていたのでなんだか楽しくなってきた。

 

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